芸術

 真面目な(?)日記。ヲタ度0です;;
 パウル・クレー展に行ってきました。
  北海道立近代美術館http://www.aurora-net.or.jp/art/dokinbi/
 相変わらず抽象は苦手。
 そんな私の感想ですが、最初から最後まで一貫した画風(病気を境に変わったと説明されていましたが、私には変わったようには思えませんでした)は退屈でした。1枚2枚なら、興味深く観られたのかもしれませんが、同じ画風の絵を何十枚と観ると、慣れが起きてしまうのですね。具象なら、そのモチーフの方に一時興味がそれることもあるのですが、抽象だと…やはり画風が全てに感じてしまいます。
 数多いる画家の中で評価を受けた画家の絵なのだから、何か突出するものがあるはずなのですが…何分抽象は理解を超えたジャンルで。。
 物を形ではなく色と記号化された形で表現した絵。楔形文字のようなものをちりばめた絵。
 その記号が描かれている下地の塗りやエッジング、紗を描けたようなペンタッチは好きな部類。
 多分、この作家はこの部分を描いている時が一番楽しかったのだろうな、なんて部分を感じたこともありました。
 クレーがもし現代に生き、CGという手法(?)を得ていたら喜んでいたと思うのは…気のせいでしょうか。以前この日記でも紹介させていただいた「WEBの花」。あの花を、クレーの絵は彷彿をさせました。
 …がね。
 あんなにうるさい美術館は滅多にない(立腹)
 以下、愚痴です。
 校外授業かなにかで来ていたらしい学生がきゃぴきゃぴしてたのは、我慢の範疇でした。(あっという間にいなくなりましたし)
 けれど、ある中年の男性が靴を引きずりながら歩き(足がお悪いのではなく、歩き方が悪い)、ずりずりと耳障りな音を立てているうえ、穴の空いた虫歯を舌先で弄るような音をくちゃくちゃと立てて観覧しているのはどうにも我慢できませんでした。初めてですよ、耳をふさぎながら絵の鑑賞をしたのは。(当然学芸員には不審な眼でみられましたとも)
 なるべくその男性から離れるように努力したのですが(そのために絵の飾られていない壁の前に暫く立って男性が遠ざかるのを待っていたため、不審の眼で…以下同文)、最後まで絵を見終えたらしいその男性は再び私の側に戻ってきて絵を見始めた。くちゃくちゃ不快な音を立てながら!(ぐったり)
 個人的に代わり映えがないと感じた絵にも飽き、不快感も我慢出来ず、最後は殆ど観ずに出てきてしまいました(疲)
 明日、仕事の後に観てこようと思っていたのですが、土曜日は混んでゆっくり観られないだろうと、1日繰り上げて行ってのですが…失敗でしたわ ><。


 個人的に。。家でゆっくりオエビ本家のリアル板を観ている方が、遙かに心が豊かになる気がしましたよ。
 どなたか、抽象絵画にお詳しい方がいらしたら、是非とも…お友達(先生)になってくださいまし。