ヱヴァンゲリヲン:破

xkonnox2009-07-04

 観てきました。ヱヴァはやっぱり良いです(しみじみ)
 前作の序の時にはその圧倒的な設定のディテールの細かさにやられました。街が地下から出てくるシーンやヤシマ作戦の辺りなんかが特に。そしてテンポ。TV版の時に「なんだか同じコトグルグルしてるなぁ〜」と思ったシンジの心象とかもすっきしてて好きです。
 今回の破では、新キャラのマリのキャラクターが際立っていて。彼女いいね! 自ら「痛み」を求めていくある意味ドMを感じさせつつビーストという獣の面を見せてくれる不思議なキャラ。
 彼女とシンジの接触シーンで、それまで存在しなかった「トラック27」が表れたというのは本当でしょうか?私は全然気にせず観ていたので……。
 そして。今回圧巻だったのはアスカと彼女が乗る弐号機のアクション!!格好ええです。アニメならではグルグル感。スピード感など観ていて引き込まれました。
 序、破を通して「使徒」が有機物と無機物の両方を兼ね備えたフォルムと生体を持っていて、TV版も前作の劇場版も全く及び着かない格好良さ、そのクールさにドキドキしました。
 全体的なストーリーとして面白いかと言われれば、相変わらず観る者に不親切な設定がもどかしくもあり魅力でもあります。好むと好まざると巻き込まれる戦いの理不尽さを表現しているなら、圧倒的にガンダムの方が秀逸。
 でもヱヴァには戦う主人公から等身大の「恐れ」が感じられる。逃げて何が悪い?行動性に一貫が無くても。誰かに認められたいという打算があって何が悪い?
 渚カヲル。相変わらずまっぱなキャラです(笑) 本当困ります。「プラグスーツ萌えだなぁ〜」と思い彼のプラグスーツ姿を描こうと思い公式設定をググッってもプラグスーツ姿出てこないんですけど!(相当お怒り(ノ`△´)ノ ナニー) 庵野監督、貞本さんのカヲルくんに対するイメージがそれぞれ違うのも面白い。
 次作Qで彼がどんな風に係わってくるか今から楽しみ。
 そして。今回のシリーズは果たして「4作」なのか「3作」で終わるのか。ストーリーのスピード感からすると3作で終わりを迎えても不思議はない。けれど、ヱヴァファンが求めているのは今まで描かれなかった「ヱヴァの全て」。今まで語られなかったヱヴァについてのみで1作あってもいいと思う。
飛びませんが応援;;→