重ねの美

 NHKの日曜美術館小泉淳作さんの特集(外部リンク:http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2011/0123/index.html)をしているのを観て、お絵描き意欲が増しました。ぶっちゃけ番組で紹介された小泉淳作さんの桜の絵はトータルでは好きじゃないんです。背景の緑色にどうしても馴染めなかった。けれど葉や花びらの1枚1枚を丹念に何度の塗り重ねる姿に「絵を描くことを効率的にも出来る。でもそれは商業アートがすることであって、美術家やまして時間が十分にある自分が求めることじゃない」と目から鱗でした。効率的に絵が描ければ描くスピードは上がるけれど、うだうだ同じ処を何度も描き重ねるのも良いじゃないか!と開き直れました☆
 それと、限られた色数で描くのが(日本画は)良い、という言葉にバケツ塗り以上水彩塗り未満な自分の絵に目標が持てました(笑)
 マイセンの特集でも感じたのですが、透明水彩のように何度も塗り重ねる方法をちょっと勉強してみようかと思う。