ショートストーリー(激甘)
「お前、オレのこと好きだろ」
「何馬鹿言ってやがる!馬鹿だろ、おま……馬鹿だろ!!」
「そんなこといって、ちゃんと顔に書いてある」
「はぁ〜?どんだけドリーミー??今すぐ夢から覚めろ、現実直視しろ」
「そんなこと言われても、ちゃんと顔に書いてあるの、見える」
警戒心の強い誰かさんが、オレの隣ですぅすぅ気持ち良さげに寝ちゃったりするから。
つい、悪戯心で……オレの思いの丈を書いちゃった。
「あの、言いづらいんですが、副長……」
「なんだよ。言いたいことがあんなら言えよ」
「そのほっぺたの、何かの流行ですか」
『お前が好きだ』
「あのヤロ、ぶっ殺す!って、これ油性じゃねぇか、マジぶっ殺す!」