取捨選択

 引っ越し荷物をまとめている最中です。
 先日、片付けが出来ない人に「今見てときめかないものは捨てる」とアドバイスをしている講師の方が出演している番組を観ました。ある出演者が「自分は実際にモノを捨てても幸せな気持ちにならなかった」というと、「何を捨てるかではなく、残すべきものが何かを考える」のが大事だと言っていました。
 そうなんだぁ〜と思った。引っ越しと片付けでは違うけれど、
 残すべきもの=冷蔵庫・洗濯機・布団・仕事用の服や靴。
 捨てざる得ないもの=本・CD・思い出のグッツ・お気に入りの服。
 ちっとも幸せな選択はできない現実。残すべきものはそもそも一つしか持っていないものが多いし、生活必需品なので捨てるという選択がない。買い替えは出来るが、スペースとしてその存在がありきで他に何を残すか。
 今回もたくさんの思い出ある品を捨てました。ほぼ残っていないと言っていいです。生活をするのに最低限の家電や布団、衣類以外捨てました。
 それが判っていて転勤族になりましたが、ほぼ3年周期で自分の存在や思い出を抹消するようなこの作業は、やっぱり楽しくはないです。

 片付けられないって、ある意味贅沢な悩みだと思いました。だって、片付けなくても暮らしていけるんだもん。